僕と華菜  ☆ゆゆ☆


生きていくのがいやになった僕。
学校ではいじめられ、家では両親はケンカ。
もう僕の居場所は何処にもなかった。
そんな時こんな僕を救ってくれたのが華菜だった。
華菜は、僕に優しく話しかけてくれた。

華菜以外のクラスメイトは僕の事をいじめる。
理由なんてないと思う。
ただ、何をしても文句を言わないからいじめるんだと思う。
でも、昔の僕はこんなのじゃなかった。
もっと、活発で明るくて毎日友達と遊んでいた。
でも、六年の時一番仲の良かった子と大ゲンカをした。
その子は、クラスのリーダー的存在だった。
だから、あいつはクラス全員に僕の事を無視するようにしむけたんだ。
全部あいつのせいだ。
あやまろうとした時もあった。
でも、今は思わない。

僕は、昔の僕に戻りたいと思っているのに、
あいつのせいで・・・
あいつのせいで・・・

そんな時だった。

華菜が僕に話しかけてくれたのは・・・


そういえば、華菜だけは僕をいじめてなかった。
「何でだろう?」と、思いつつ僕は華菜と話していた。

ある日、そんな僕達を見ていたあいつが放課後に華菜を呼び出した
華菜は「大丈夫だから」と言い、あいつに連れて行かれた。
大丈夫な訳がない。そう思った僕は二人の後をつけた。
すると、あいつが華菜にしゃべりかけた。

「何であんなのとしゃべってるんだ?」
「だって、かわいそうじゃない。みんないじめてるんだよ。」
「それは・・・。」
「いい加減いじめるのやめたら。みっともないわよ。」
「わかった。もうやめるよ。」

何だかあいつは華菜の言う事は素直に聞くみたいだった。

それから、僕のいじめはなくなり昔の僕に戻れた。
一体、華菜は何者なんだろう?
そういえば、華菜っていつからこの学校にいるんだろう?
僕が入学した時はいなかった。
僕の事をいじめてない人の事は覚えてる。
おかしいと思った僕は少し華菜の事を調べた。
すると、すごい事がわかった。
華菜は、1年前の入学式の日交通事故で亡くなっていたんだ。
それから、どうして華菜が学校に来ているのか分からない。
だから、僕は華菜に直接聞く事にした。



放課後。華菜を呼び出した。
「一体、君は何者?」
「えっ!!何言ってるの。華菜だよ。」
「だって、華菜は一年前の入学式の日に交通事故で亡くなってるんだよ。」
「・・・」
「本当の事を言って!!」
「分かった。言うよ。
あの時、寝坊して急いでたの。そしたら、目の前に小さい男の子がいて
ボールを追いかけて道路に飛び出したの。
それで、助けようと思って飛び出したの。
じゃあ、私が車にはねられてあの世行き。
でも、どうしても学校に行きたかったの。
だから、あの世のえらい人に頼んだの。学校に行かせてくださいって
/center>じゃあ、困ってる人を助けるんだったらいいって。
それで、困ってる人のリストを見たの。じゃあ、私の行くはずだった学校の人がいたの。
それが、あなたってわけ。それで、私はみんなの記憶に入学式からいるように記憶をうえつけて、普通に生活してたわけ。
でも、どうして分かったの?」
「だって、いじめられなかった人の事は覚えてるから。それでバレタらどうなるの」
「戻らないといけないの。」
「何処に?」
「あの世。それが決まりだから。
みんなからの記憶から私は消えるの。もちろんあなたからも・・。」
「そんな・・・。じゃあ僕は、またいじめられる...」
「大丈夫。もうあなたは大丈夫よ。あなたなら大丈夫。」

そう言うと、華菜は天へと昇っていった。
僕は、華菜を送りながら華菜と過ごした時を思い出していた。

次の日、僕の記憶から華菜の事は消えていた。
でも、最後に華菜が言ってくれた事は覚えていた。
誰が言ってくれたのかは分からないけど、その言葉は僕の中でずっと生きていると思う。


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